【アメリカで働く!】就労VISA の種類について

こんにちは、ラビです。

今日はアメリカの就労VISAについて、お話をしたいと思います!

アメリカは就労ビザの取得自体がなかなか難しいので、現在勤めている会社の勤続年数によっても取れやすさが変わってくるようです。

今回の記事では、一部の就労ビザについて、その特性とどういった役職の人が多いのか、私の周りの友人や営業先のお客様から聞く話を基にご紹介します。

これからアメリカで働きたいと思っている方がいましたら、どういった可能性があるのか、会社選びや就職・転職活動の参考になれば幸いです。

なお、一般的にアメリカの就労ビザは会社がサポートしてくれるのですが、必ず会社と個人の間に弁護士さんが入ります。

ご自身のビザで出来ること、出来ないことは必ずビザサポートをしてくれている弁護士さんと、会社の人事担当の方に相談しましょう。

L ビザ

私は駐在員としてアメリカに来ましたが、L1-visaというものでした。

L-ビザは通称・管理職ビザ、駐在ビザなんて言われたりするみたいです。

日本で7年ほど勤め、チームをまとめる役職も経験させてもらい、ラッキーにもアメリカ駐在員という権利を獲得しました。

私が勤めていた会社では、このLビザで来る人が多いようです。

L-ビザはまず最初に3年間有効なVISAを発給され、その後、会社次第ですが、2年ずつの延長が出来て、MAX7年、アメリカで働くことが出来ます。

ご家族と来られている場合、本人はL-1ビザ、ご家族はL-2ビザという名称になるようです。

L-ビザは、アメリカでの滞在中、アメリカ以外の国に行くことも可能です。

任期中は、メキシコやアイスランド、日本への一時帰国も特に問題なく出入りすることが出来ました。

Lビザで海外に社員を派遣する目的としては、本社を日本におく企業が、

「海外支店の現地スタッフ育成が出来ない」

「なかなか日本の企業理念を理解して仕事に向き合ってもらえない」

・・・といったことを解消する為に、日本から現地の組織編成や現地社員の教育に力を入れているという印象です。

日本での勤務経験が10年前後の中堅社員が多く、職種は様々でした。

特別、技術者のようなスキルがなくても勤続年数と管理職経験があれば取れるというのが利点です。

J ビザ

こちらは1年間限定のトレーニングビザのようで、若者(入社2~3年目程度の子)が多かった印象です。

1年しかいられないので、Managerや営業職では出会ったことがなく、即戦力的に働ける若い世代、もしくは、社内で交換留学的に定期的に1年間の研修生を送るという制度が出来あがっている会社では、30代後半の方もいました。

業務内容によっては半年の延長も出来るようですが、1年半以上のアメリカ勤務は認められず、また、日本帰国後、少なくとも2年は日本(アメリカ国外)で過ごす必要があるようです。

アメリカで働ける1年間、アメリカ国外への旅行は基本的にできません(日本への一時帰国でさえ制限がある)

どうしても国外へ行きたい場合には、ビザサポートをしてくれる弁護士さんと要相談です。

働ける期間も短く、国外渡航も制限がありますが、日本での経験年数が少なくても申請が出来るので、なるべく早くアメリカに住んでみたい!という人はこういった期間限定の派遣や採用があるかも調べてみることをオススメします。

ただ、何人かJ-ビザの子をアメリカから見送りましたが、やはり1年は短いみたいで皆ものすごく後ろ髪を引かれる思いで日本へ帰国している印象・・・!

と、同時にJ-ビザでアメリカに来て、1年以内にアメリカ人と結婚して、そのままグリーンカードの申請までしてしまう強者もいます!

たった1年のお付き合いで結婚だけでなく、アメリカ永住を決断できるって結構すごい・・・!

E ビザ

こちらのビザは、周りの日本人の友人に多く、ほぼ皆エンジニアさんです。

専門的スキルがない私からすると尊敬・・・!

E-ビザは入社4,5年目という若い世代の方も多く、かと思いきやManagerクラスのベテランさんもいて、L-ビザで来ている人と比べると、世代は様々な印象です。

専門知識を持っている人や、貿易関係、商社の人たちはEビザで来られるケースが多いようです。

Eビザは何回でも延長が出来るらしく、なんと延長の制限がないみたいです。

もちろん、更新できるかどうかは会社次第ですが・・・。国外への旅行ももちろん問題なし。

ただ、期限がないので、日本へ帰りたいときに帰れないというのが難点かもしれません。

後任の駐在員がいないと引継ぎが出来ず、帰任は出来ないので、そのまま日本に帰れずアメリカで働き続けるという人はいます。

幸い、私の周りには、アメリカの生活が好きで喜んで働いている人が多いですが、中にはアメリカの生活に耐えられず、家族だけは早々に帰国、お父さんが一人アメリカで孤独に頑張る、というケースも珍しくありません。

Hビザ

こちらは管理職経験がない勤続年数の少ない方でも、ある程度、専門知識を持っている人(または大学での専攻分野による)であれば取れるビザのようで、駐在員というよりは、現地採用でアメリカに来ている人に多かったです。

現地採用枠で働くということは、ビザの期限が切れる = 会社も退職するという流れが多いかもしれません。

もちろん、そのまま雇用形態を変えて引き続き働く人もいますが、日本に帰国後、また転職するということになる人もいます。

※現地採用枠で雇用された場合、駐在員と異なり、アメリカで永住権を持つ日本人、もしくはアメリカ人と同じ条件で働くということです。
 圧倒的に異なるのは福利厚生の面ですが、これはまた別の機会でお話したいと思います。

ビザの期間としては、まず3年間、その後1回だけ更新が出来てMAX6年アメリカで働けます

どうもこのH-ビザは、経験年数がなくても申請ができる利点はあるものの、毎年発行数の上限が決まっているようで、応募が多かった場合には、抽選になってしまうようです。

一般的に駐在員を海外に派遣する場合、行けるか行けないか分からないビザでは申請しないと思うので、より確実に申請が通る L-ビザや E-ビザが多いようです。

目次

まとめ

以上、私自身のビザと、友人知人に多いざっくりビザのご紹介でした。

それぞれ、延長が出来る期間についてもご紹介しましたが、もちろん延長が出来るかどうかは会社次第ですので、ビザ更新せずに最初に発行された期限でそのまま帰国するというケースもたくさん聞きます。

何か社内トラブルがあると期限前に早々に帰任させられるケースも・・・

アメリカの就労ビザは個人で申請できるものではなく、まずは企業がスポンサーになってくれるところからスタートします。

その為、現在お勤めの会社で海外駐在の制度があるかどうか、もしくは、ビザサポートをしてくれる求人広告に注目して就職活動をされると良いかなと思います。

私は元々、いつか海外で働きたい!という思いから、まず海外支店のある会社から絞って就職活動をしました。

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この記事を書いた人

アメリカの生活一般常識や、旅行、英語などをゆっくり更新しています

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