こんにちは、ラビです。
今日は、I-693(Immunization) = 一般に健康診断と言われる書類を作成するまでに行った道のりを時系列でお伝えしたいと思います。
アメリカへ永住を認めるにあたり、その人がアメリカで必要なワクチン接種を受けているか確認する作業です。
日本でも子供の時から、いくつかワクチン接種を受けていましたが、アメリカが定める必要なワクチン接種を全て受けているか確認され、足りないものがある場合には、追加でワクチンを打たれます。

アメリカの就労VISAを取得する際はこういった作業がありませんでしたので、期間限定の居住者にはそこまで求めないようですね


面接の日取りが決まってから、病院の予約を!
I-693はUSCIS指定の病院から受け取る書類です。
病院が発行した日から6か月間だけ有効ということだったので、弁護士さんには「面接の日付が決まってからで良いよ」と言われました。



早めに書類を用意したとしても期限切れになってしまっては意味がない・・・
私がグリーンカードの申請をしたのが2020年の11月で、翌年の7月中旬に指紋採取(Biometrics)の連絡がくるまで音沙汰なしで、この間は何もしていませんでした。
そして、たたみかけるように9月上旬には面接!という連絡も来て、色々とバタバタ決まって焦りました。
USCIS指定の病院で予約を取る
I-693の書類を作成してくれる病院は、USCISで予め指定されています。
指定病院を探す場合は、USCISのサイト(Find a Civil Surgeon)から確認する必要があります。
自宅の近くで候補となる病院が3件ほどありました。
その3件の候補の中から、①OPEN時間、②Google mapで建物の古さや治安の雰囲気、③評価レート等を更に確認しました。
その上でそれぞれの病院に予約が取れるか電話をかけました。
意外だったのが、OPENしている日程であっても、「I-693については〇曜日しかやらない」、と言われることがあり、どうもI-693の書類作成が可能な専用のDoctorがいる日かどうか、という点も確認しないといけないみたいです。
そして、候補3件の病院それぞれに共通していたのが、
「I-693は健康保険がきかない」
と言われたこと・・・。
何となくそんな気はしていましたが、やっぱりか!と思いました苦笑
ちなみに、ここで使った英語をご紹介!(ご参考までに・・・)
基本料金は$245.00、もし足りないワクチンがあれば、その場で費用を案内されるということで予約を完了しました。
自分で母子手帳を英訳しておく
無事、病院の予約も出来たところで次に用意が必要になってくるのは自分が既に接種済のワクチンがあることを証明する為に、母子手帳の英訳をしておくこと。
コロナの影響もあり、日本には帰れておらず、郵便もなかなか届かない状況だったので、とりえず実家に頼んで、母子手帳の必要な部分を携帯の写真で送ってもらいました。
他にグリーンカードを申請している人達のブログも拝見したのですが、皆さん直接、小児科へ電話をして英訳証明書を作成してもらっている人もいるみたいですね・・。
この考えは全く頭に浮かばず、こんなことが出来ると気が付いたのは前日の夜だったので、もう後の祭りです。
前回の記事でも伝えましたが、この手のブログってたくさんあるので、本当に参考になります!
私は家族に頼んで、母子手帳の以下のページをLINEで送ってもらいました。
①母子手帳の表紙
②親子関係のページ(親と自分の名前が書いてある)
③接種したワクチンのページ全て
wordを使用して左側に母子手帳のページ画像、右側に英訳を記入しました。
親子関係やワクチン接種内容は枠組の中に記載されていたので、まったく同じ枠を作成して英語を書いていきました。
自分で英訳をしてから、モカに文法面など、最終CHECKをしてもらったのですが、、、
結果的に、ほぼ全部直されました。苦笑
接種ワクチンのページは薬自体も日本の商品名っぽかったので、最初はワクチン名だけを英訳していたのですが、モカがそれらに接種年月日、接種部位、接種容量?等、読み取れる内容を全て英訳してくれました。
協力的な夫に感謝・・・!
I-693に必要事項を予め入力の上、印刷しておく
USCISのページから最新のI-693 フォームをダウンロードしました。
印刷後、直接紙に書き込みしていっても もちろん良いみたいですが、PDFに直接タイプ入力可能なように設定されているので、なるべく自分の名前や住所、連絡先等はタイプ入力しておき、その上で印刷しました。
10ページ以上あるフォームだったので、きちんと全て印刷出来ているか(ページ抜けがないか)、印刷がずれてしまっていないか等もしっかり確認。
尚、「I-693は病院の方で印刷してくれているから印刷しなくて大丈夫!でも一応自分でも印刷しておこうね!」
という他の方のブログ記事をいくつか見かけましたが、私の場合は、自分で印刷していって正解でした。
予約日当日、15分前到着で病院へ!
本当は病院のRegistration(個人情報や持病の有無など)を予めオンラインでやっておかないといけなかったみたいですが、
電話予約の際、私がその点を聞き取れていなかったみたいで病院の窓口で紙に記入しました。
申し訳ない💦
その後、ほぼ時間通りに通してもらえて、看護師さんにI-693の紙を持ってきたか聞かれました。
I-693のフォームの中にInterpreter(通訳者)の枠があったのですが、空白にしておいたものの、結果的には当日、病院で夫・モカの情報を書き込みされました。
併せて、既に受けているワクチンがあるか確認され、ドヤ顔で夫・懇親の英訳を提出!
が、しかし
何と、画像部分には目もくれず、英訳の内容だけひたすら読んで、「あ、これは受けてるのねー」とか
「これは接種から10年以上経っているから~」とか言われました。
写真と英訳内容の整合性は一切目もくれず、英訳のみを読んでいた感じでした・・・
ただ、これも夫のモカに言わせると、「かなり詳細に書いたからこそ信頼されたんじゃないの?」とのこと。
確かに・・・。
こちらの母子手帳の英訳はコピーを病院サイドで控えることもなく、本当に見せただけで終わりでした。
そして足りないワクチンが2つあるということで、不足しているワクチンの追加コストが$155.00かかると言われました。
こちらも、やはり保険がきかない値段だそうです。
「時間に余裕があるなら、足りないワクチン分を他の保険がきく病院で接種して、別の日にI-693の予約を取りなおしても良いよ」
と言われたのですが、面接まで1か月を切っていたので、そのまま当日追加ワクチンを打ってもらうことにしました。



面接の日取りが決まる前に先に病院で確認すれば良かったのかもしれませんが・・・こればかりは賭けになりそうです。
そして、その場で両腕に1個ずつ、プスプス!
日本だとワクチンは1日1種というイメージでしたが、こちらでは3種以上でも一気に打つみたいです・・・。
別の日ですが、コロナとインフルのワクチンも同じ日、一緒に打たれましたので、文化の違いですね。
その後、尿検査をとり、また別のドクターと簡単な診察。
ライトを使って目や耳、口内チェックをされ、おなかをギュギュッと押されたり、心音を聞いたりと、日本の病院でよくやるような流れがありました。
資料は1週間程度で出来るからまた取りに来てね、と言われ、お会計をして終了。
全ての行程が1時間程度で終わりました。


出来上がった書類を取りに再度、病院へ
アメリカあるあるですが、「1週間で出来る」と言われた書類はやはり1週間ではできず、PUSHの連絡を2回ほどした後、
2週間後にようやく出来上がりました。
書類を取りに再度、病院を訪れ、厳重に封されたI-693の封筒と、そのコピーを渡されました。
「INTERVIEWの時までI-693の封筒は開けてはいけない、内容はこっちのコピーで確認してね」
と、言われました。
念の為、内容に間違いがないかどうか、その場の待合室で確認し、特に問題なさそうだったので、お礼を伝えて病院を後にしました。
感想とまとめ
私は正直、このI-693の書類作成がINTERVIEWと同じくらい緊張しました。
コロナの影響で母子手帳が手元になかったですし、英訳はどこまできちんとすべきかが分からなかったからです。
アメリカは郵便の紛失が珍しくないので、再発行可能な戸籍謄本は郵送してもらいましたが、
母子手帳は少し厚みもあって時間がかかりそうだったので、必要なページを写真で撮っておいてもらいました。
結果的には大丈夫だったので、日本のように原本にこだわる文化じゃなくて良かったーって今では思います。