【グリーンカード】申請した方法とかかった費用

こんにちは、ラビです。

今回は昨年の夏に取得したグリーンカードの申請プロセスについて、段階的に私の体験談をお伝えしたいと思います。

申請した時期がちょうどコロナ禍ということもあり、予想していたよりもだいぶ時間がかかった印象です。

なお、私の周りでもグリーンカードを取得している友人がたくさんいますが、皆いろいろな体験をしているみたいです。

取得方法や、かかる時間や費用本当に千差万別ですので、一つの事例として参考にしていただければ幸いです。

グリーンカードの申請に必要な書類は全て、USCIS(https://www.uscis.gov/)という移民局のサイトに掲載されていますので、常に最新の情報をご確認ください。

目次

グリーンカードのざっくり申請方法

グリーンカード(= アメリカの永住権)の取得方法はいくつかありますが、ざっくり代表的なものを挙げるとすると以下の3つです。

①アメリカ国籍、もしくは既にグリーカードを持っている人と結婚する
②会社にサポートしてもらう
③抽選(Diversity Program)に応募する

その他、専門性が高い方や能力的に優秀な方などはアーティストグリーンカードなんて言うものもあるみたいです。

アメリカ国籍、もしくは既にグリーカードを持っている人と結婚する場合

私が今回、取得したグリーンカードの条件は①の国際結婚に該当します。

夫のモカはアメリカ国籍なので、国際結婚扱いとなりました

私は既に就労ビザで既にアメリカに来ていたので、アメリカにいながらグリーンカードの申請をスタートしました。

私は、自分自身が就労ビザでアメリカに来ていたことと、また、モカがこの申請手続きにとっても協力的だったこともあり、本当にラッキーな環境でした。

申請者だけでなく配偶者に用意してもらう書類もあるので、面倒な書類を用意する段階でケンカして婚約破棄になる、なんて話も珍しくないみたいです・・・

アメリカの入国ビザを持っていない場合、日本を出国する前にフィアンセビザを取得する必要があるみたいですが、平均的に1年ほど取得の時間がかかるようですが、この間、皆さん遠距離恋愛になるみたいなので、ちょっと辛いですね・・・。

USCISのサイトから、過去の申請にかかる平均時間を参照することも出来ます。

ちなみに、フィアンセビザを知らずにESTA(観光客用のVISA免除システム)で入国してしまった知人がいますが、違法入国扱いされて5年近く日本に帰れず(アメリカを出国したら二度とアメリカに戻れない)非常に苦労していたので、ESTA入国からのグリーンカード申請だけはやめましょう

会社にサポートしてもらう場合

会社サポートでグリーンカードを申請する場合は、会社と相談が必要です。

申請にかかる費用を会社が全て負担してくれるケースもあれば、申請者が自分で払わないといけないケースもあります。

自己負担した友人は、「総額で100万円近く払った」と言っていました

新しい人材の採用が難しい企業等でグリーンカードのサポートをしていたりするようですが、グリーンカード取得後も、「〇年は辞めずに会社で働くこと」を約束させられることもあるみたいです。

グリーンカードが取れたら、その会社にもう用はないとばかりに退職する人が多いんでしょうね・・・。

アメリカでは転職が普通なので、こういった約束をさせられることも納得です。

抽選(Diversity Program)に応募する場合

抽選で取得する場合のグリーンカードですが、日本国籍であれば申請できますし、応募するだけならタダなので、これで権利が獲得出来たらもう幸運以外の何物でもありません!

宝くじみたい!

応募の段階で戸籍謄本などの必要書類もないようなので、気軽に応募出来てしまいます

応募方法は色んなYouTubeでも紹介されており、アメリカに住みたい人にとっては参考となる情報が非常に見つけやすい時代になりました。

グリーンカードを取得するまでにかかった日数と手順

コロナ以前は、国際結婚でグリーンカードを取得した友人の話だと平均的に半年以内で取れていたようですが、コロナ以降、国際結婚であっても取得にかかる日数の平均は1年となっているようです。

私の場合、モカがアメリカ国籍だったので1年ほどで取得ができましたが、グリーンカード保持者の方との結婚の場合は2年ほどかかるようです。

だいぶ、ざっくりとですが、私の場合のグリーンカード取得までは以下の流れでした。

1.【2020年7月】Marriage License // Certificate取得(結婚証明書)

2.【2020年8月】弁護士を友人に紹介してもらう

3.【2020年8~11月】必要書類の用意(←3か月くらいかけてしまった・・・)

4.【2021年6月】fingerprint採取

5.【2021年7月】面接日程のお知らせ

6.【2021年8月】健康診断(I-693)

7.【2021年8月】労働許可証カード:通称EADが発行

8.【2021年9月】面接( Interview )

9.【2021年10月】グリーンカード発行

10.その後、パスポート // Social security Number // Driver’s Licenseの名前変更を段階的に行う

書類を用意するのに、めっちゃ時間をかけてしまいましたが、とにかく厚みが3㎝はあるんじゃないかというくらいのたくさんの書類を用意しました。
また、時節柄、日本からの戸籍謄本の取り寄せに1か月以上かかったという要因もあります。

ただ、書類を出した11月以降、上記でもお分かりいただけるように、翌年の6月に指紋採取の通知がくるまで、なーんにも連絡がなく、ただただ半年以上、不安な気持ちのまま生活していたことを覚えています。

こんなに何も連絡来ないものなの!?と定期的に弁護士さんに連絡を入れてしまったくらいです。(今、思うと迷惑だっただろうな苦笑)

★補足の情報★

私の会社では、会社サポートでグリーンカードを取得した同僚が数名いますが、コロナ前でもグリーンカード取得に3~4年かかっていました。

2020年に抽選でグリーンカードを当てた同僚は、2021年には日本のアメリカ大使館で面接を終え、2022年初頭にはグリーンカードを受け取っていたようなので、私の申請プロセスとほぼ同じ速度でした。笑

申請にかかった費用

国際結婚で申請した費用目安(2020年時点)

私がグリーンカードを申請する為に払った費用を赤裸々に?ご紹介します。

1.Marriage Certificate$75.00(各種手続きの為、コピーを何枚か取得)

2.I-130(申請書1)$535.00

3.I-485(申請書2)$1140.00

4.Biometric(指紋採取)$85.00

5.I-693(健康診断)$360.00
 ※内訳※ Base:$245.00 + 追加ワクチン:$155.00

6.弁護士費用$4000.00

Totalで$6120.00、日本円で言うと約70万円近い金額がかかりました・・・。

私はグリーンカードを申請するにあたり、弁護士さんを通したので、弁護士さんにお支払いした仲介料金が大きな金額でしたね。

弁護士を通さずにグリーンカード申請をされる方も もちろんたくさんいらっしゃるのですが、私の場合、

自身の就労visaが残り1年以内に切れてしまう
 ↓
1日でも早くグリーンカードを取らないと、アメリカに滞在は出来ても働けない
 ↓
書類不備があった場合、更に数か月は要するので一発で書類をパスしたい

といった理由から、弁護士を通すこととしました。

なお、弁護士費用については料金交渉が可能なケースもあります。

むしろ、最初は高めに言ってくる弁護士さんが多いようなので、まずはダメ元で料金交渉してみることをお勧めします。

私たちも最初は$4500と言われていましたが、価格交渉して$4000にしてもらいました。

$2000で対応してもらった友人もいるので、ちょっと足元見られちゃったのか・・・?と思いつつも無事にグリーンカード取得に至ったので、過ぎたことはごちゃごちゃ言わないようにしようと思います笑

でも、けっこー本当にテキトーな弁護士さんでした~_(:3 」∠)_

友人・同僚から聞いた会社サポートで申請する場合の費用目安

会社サポートでグリーンカードを申請した人は大体皆、口をそろえて「100万円近くかかった」と言います。

これは、グリーンカードを会社がサポートする際、

「なぜアメリカ人ではなく、国外の人にグリーンカードを与えてまで働いてもらいたいのか」

ということを証明する為に、求人広告をわざと出しておく必要もあるみたいです。

求人を出したけど要件に見合う人がいなかったんだよ、とアピールしないといけないみたい

この求人広告費を社員が払うという点が、特にお金のかかってしまう要因のようです。

会社が負担するか個人が負担するかも相談のポイントとなるみたいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

グリーンカード申請って大変なんだろうなぁと思ってはいましたが、思っていたよりずっと大変だったというのが正直な感想です。

用意する書類の多さや、申請にかかる費用など、色々と覚悟をもって申請しないといけないようです。

今回の記事がこれからグリーンカード申請を控えている人たちのお役に立てば嬉しいです!

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この記事を書いた人

アメリカの生活一般常識や、旅行、英語などをゆっくり更新しています

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